ico(イコ)ほど感動できるゲームは無い

当時、友人に強く勧められてプレイすることになったico(イコ)。一応ジャンル分けをするならば、謎解きアクションゲームに属するかと思います。

が、個人的には謎解き系のゲームというのがどうも苦手で、本当のことを言うと、あまり期待せずにプレイすることになりました。しかしながら、プレイし始めてわずか5秒でその世界観に魅了されている自分がいたんですよね。というのも、映像がとんでもなくキレイで、そこに加えて、何やらミステリアスな世界観がヒシヒシと伝わってくるからです。

で、オープニングが終了して、実際にキャラを動かせるようになるとですね、思いの外操作性は簡単で、難しいというような感じは全くありませんでした。謎解きもそれほど難解なものでは無く、(時には悩まされる事もあるにはありますが)少し時間を取って考えればピンとくるので調度いい感じの難易度だと思います。ところで、このゲームの目的は一体何なんだと言いますと、それは檻に囚われた少女を助け出すというものであります。

が、少女がなぜ檻に囚われているのか、そして、そもそも主人公の少年がなぜこの城に連れてこられたのか、といったストーリーに関する説明は全くと言っていいほどありません。なのに、感動してしまうんですよね。しかもね、1度のみならず何度プレイしても同じような感動を覚えるのですから、いやはや凄いものです。私にとってはicoというのは、ゲームの枠を超えた存在で、何というか小説や映画のような、どちらかというと文化的な側面を帯びたゲームだと思っております。

あ、ちなみに、先ほど「ストーリに関する説明は全くと言っていいほどありません」と述べましたが、私たちプレイヤーは、数少ないイベントシーンで、それを想像することができるんです。多分こういう事なんだろうな、というのを想像しながらストーリーを進めていくことができるので、妙にキャラクターに感情移入してしまっている自分がいるんですよね。

そして、エンディングでのあの感動のシーンと言ったらもう・・。しかもね、エンディングで流れてくる音楽がなんだか物悲しくて、だけども世界観にものすごくマッチしていて、どうしようもなく心を震わせます。個人的には今までプレイしてきた全ゲームの中で間違いなく5本の指に入ります。